2012年 09月 22日
北アイルランドの、ベルファースト には、 北アイルランドが抱える宗教問題(プロテスタント・・イギリス系:カトリック・・アイルランド系)があり、 政治的な事を描いた壁面が、この地区の至る所で見られます。 丁度、ベルリンの壁の様なものです。人が簡単には超えられそうにはないこの塀は、 「プロテスタント」と「カトリック」が互いに襲撃しあうことのないようにと設けられたもので、 「ピース・ウォール」と呼ばれています。 アイルランド共和国は、言葉、舞踊、音楽など伝統的なもの全てを排するという徹底的な弾圧を受け、 400年もの間イギリスの植民地でした。 家の外では始終イギリスの兵隊が見回りをしていますが、 彼らに窓から見られても分からないよう、上体を動かさず足だけでこっそりタップを叩くなどして、 アイルランド人たちは固有の伝統を家の中で密かに伝えていったそうで アイリッシュダンスの由来が分かります。そして独立後、ダンスは爆発的に広まりました。 一方で1847年前後にアイルランドでは「ジャガイモ饑饉」があり、 民衆100万人が死亡するという大惨事が起き、 アイルランドにいては生きていけないというので、 ヨーロッパやアメリカに移住する人が増えていったが、タイタニック号の映画がまさにそうです。 そして、アメリカにて成功を成し遂げた ケネディ、レーガン、クリントン、オバマは「アイルランド系」大統領となりました。 米はもともと「英」の植民地だったため、「反英」の旗のもと アメリカ人とアイルランド人は意気投合、 「アイルランド系」移民が多くの大統領を輩出した理由はここにあります。 ☆3日目 ベルファーストから、ブッシュミルズへ 途中、「オールド・ブッシュミルズ蒸留所」を見学。 世界最古の蒸留所で、4年前に400周年を迎えたそうで、アイルランドはウイスキー発祥の地です。 発芽しないようにした乾燥モルト麦をつぶし、イーストと一緒に水で混ぜる。 その後三度蒸留(スコッチウイスキーは2度蒸留)し、樽に移し替え、寝かせる。 樽は、香りの付いた中古(ここはカナダ産の樫の木を使用)方が良い様です。 樽で数年から20年ほど寝かした後、市場に出されます。 こちらでは、無料試飲があり、少しながら、ほろ酔い気分で、ウイスキーファンの気分を味わいました・・・。 ☆世界自然遺産に登録されている ジャイアンツ・コーズウェイへ 火山活動によって形成された4万個もの6角の石柱(柱状節理)が 海岸近くに規則的に敷き詰められたように並ぶ異様は、 かつての古代ケルトの言い伝えから「巨人の石道」-と呼ばれています。 最も高い柱は12mに達し、崖で凝固した溶岩には厚さ28mになるのもあるそうです。 生憎の雨空で、景色の方はイマイチでした。やはり、イギリス地方は雨が多いです。 確か、昨年のイギリス旅行も写真映えがしませんでしたね~。 ここから、ロンドンデリーへと1時間のバス乗車。 ☆4日目 ロンドンデリーのフォイル川の河口に開けた ロンドンデリーは、 16世紀からプロテスタントの入植地として発展してきた町(歌もありますね~)で、 17世紀に作られたそのままの城壁が残っています。 ビショップゲートの北側にある聖コラムズ大聖堂は 17世紀前半に建てられた古いゴシック様式の教会で、 アイルランドで初のプロテスタント教会です。 城壁の西部に位置するボグサイドには、 1972年の「血の日曜日」で犠牲になった市民を追悼する モニュメントがあります。 平和的なデモ(市民は非武装)に、英国軍が発砲し、 14名のカトリックがイギリス兵士に射殺 された事件です。 ここから、イギリスによる北アイルランドの直接統治が始まり、 その後、この事件の詳細を調査、 2010年キャメロン首相はイギリス政府として初の謝罪を行い話題となりました。 また、北アイルランド紛争を象徴する大きな壁画などがあります。 バイキングにも攻められ、イギリスにも攻められ、 しかし、どの国も攻めた事が無いので、ヨーロッパでは、大いに信頼されているアイルランド共和国です。 アイルランド民謡:ロンドンデリーの歌がステキです!(白矢印でクリック・・・聞けます) *☆*:;;;:*☆*:;;;: 続く *☆*:;;;:*☆*:;;;:
by bbamoree
| 2012-09-22 23:02
| ♪旅行の世界
|
Comments(8)
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tannpopo
at 2012-09-23 21:05
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本当に素晴らしいですね!音楽も凄いです!アイルランド民謡は素敵ですね!私は未だ行って無いのですがお写真と音楽が余りにも素敵で素晴らしくて行った気分になりました。本当に有難う御座いました。
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bbamoree at 2012-09-24 09:28
海外は出かける前あまり興味が無くても、
各国いずれも魅力的な光景を見ることが出来、裏切りません・・・ 身体が変調になっても又、出かけたくなるのですよね~・・・。(共感ですか?) アイルランドは予想もつかなかった歴史深い所と知りました。 そして、アイルランド民謡がロンドンデリーとは・・・ね。 子の地は、デリーと呼ばれていたり、ロンドンデリーと呼ばれたりするそうです。 コメント有難うございました。♪tannpopoさんへ♪
よくまあ沢山素晴らしい画像を選択して記事と一緒に挿入され大仕事でしたね。22日深夜遅く旅行から帰って殆ど不眠不休でやっとたったの3日間のブログ・H.Pを作成しどっと疲れました。400枚以上の画像から選択し,食事のお品書き等動画にし,youtubeにリンクさせ,backmusic選定やら画像効果を考えて紀行文作成し終いにはどうでもいいやの気分になって自己嫌悪になるのがオチです。次回からはもっと簡単に作ります。アイルランドで知識を沢山吸収出来ありがとうございました。
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bbamoree at 2012-09-25 22:37
今夜のテレビで、ペルーから南下、とっても遠い所で暮らす日本人女性のお場面がありました。
イギリス人を夫に持ち、生活の不便さを感じながらも幸せを感じ、そのお部屋は2人の手作りで、 棚にはステキな本が飾られていました。 日々を楽しむ・・・そんな事を痛感した一場面でした。 毎日を丁寧に・・・。 そんな生き方をしたいですね。 いつもコメント有難うございます。♪おきょうさんへ♪
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さちこ
at 2012-09-29 21:37
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イギリス旅行の折にスコットランド(エジンバラ)にちょっと立ち寄っただけでも素晴らしさを感じました。
アイルランドをたずねるなど私には思いも寄りません。うらやましい。 私のブログにコメントをいただいていたことに、今日気が付きました。 ありがとうございました。 私は、スマートフォンで、設定も何も分からず、ただ「パシャッ」 っと写しています。いつもすばらしい画像をアップしていらっしゃるアモーレさんに見て頂いて、お恥ずかしい限りです。
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bbamoree at 2012-09-30 00:42
残念ながら、前回のイギリスでは、エジンバラは行きませんでした。
どんよりとした気候の多い国です。が、イギリスの紳士的なイメージはやはり印象深いものです。それは、、他国への侵略で、富を増やし贅沢な品を我が物にしたからですね。ちょっと他国と変わっていて、さすが、大英帝国と呼ばれた由縁があります。ドバイからの乗り継ぎに日本人を見ることはありませんでした。ツアーもあまりありませんが、意外とすごい国だと思いました。 さちこさんの日々の生活は好奇心の塊のようで、色々な方面への関心の高さが表れ、 見習うべき事と心新たにしています。さぞや、人気のブログと思います(^_-)-☆ 私は、全く、スマホはわかりませんです(>_<)魚眼レンズ使用の様にも出来るのですね。 コメント有難うございました。♪さちこさんへ♪
旅行から帰宅後体調が悪いと載っていましたが、元気になられ良かったですね!旅行も、最近”貧乏暇なし”でご無沙汰なので、人様の旅行記で満足しています。でも現地でないと味わえない醍醐味機会を作っていきたいと思います。10月の絵画作品ももうちょっとのところで完成です。
今年は、足を運んで頂けますか?お尋ねします。16日から21日間でですが…
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bbamoree at 2012-10-01 14:01
眼、喉と変調をきたして、やはり歳を感じざるをえなくなりました(>_<)
ムチ打ってやりたい自分の体です・・・後、2週間後のコンサートが怖くなってきています。(>_<) 今年は、どんな作品でしょう?元気溌剌なゆりさんです。 そんなエネルギッシュなのは、太極拳のお蔭? きれいな作品に御目にかかるのが楽しみです。又土曜日に詳細聞かせて下さいナ。 コメント有難うございました。♪ゆりさんへ♪ |
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